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贈る側も、受け取った側も。相場・のし・メッセージ・お返しまで

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立場お祝いを贈る側の章

会社設立 お祝い 胡蝶蘭

会社設立のお祝いの胡蝶蘭|本数・色・立札の選び方と、届ける日・受け取りの確認

  • 確認日:2026年10月17日
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  • 『会社設立お祝いマナー便覧』編集部
会社設立のお祝いの胡蝶蘭|本数・色・立札の選び方と、届ける日・受け取りの確認

この記事を読んでほしい人(お祝いを贈る側)

取引先や知人の会社設立に、お祝いの花として胡蝶蘭を贈ろうと決めたものの、花店のページを開いたら「3本立ち」「5本立ち」「大輪」「ミディ」と選択肢が多くて決めきれない。そんな方のための記事です。

立場としてはお祝いを贈る側向けです。花を受け取った会社の側の飾り方やお礼の仕方は扱わず、贈る前に決めておくべきこと──本数・色・大きさ・立札・届ける日──を、選ぶ順番に沿って並べました。特定のお店や商品はおすすめしていません。

会社設立のお祝いに胡蝶蘭が選ばれる3つの理由と、向く相手

幸福が飛んでくる、という花言葉

開業や開店、会社設立のお祝いの花として、胡蝶蘭はほとんど「定番」の扱いを受けています。会社設立のお祝いでも同じで、事務所の受付や応接室に白い胡蝶蘭が並ぶ光景を見たことがある方も多いでしょう。選ばれる理由は、おおむね次の3つに整理できます。

  1. 花言葉が門出に合う:胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」。鉢植えなら「幸福が根付く」という意味合いも重なり、切り花より鉢植えが好まれます
  2. 香りや花粉がほとんどない:飲食店や医療・美容の店舗など、においを気にする業種にも贈りやすい
  3. 花持ちがよく、季節を問わない:花が1〜3か月ほど楽しめるとされ、国内で一年中栽培されているため、いつ会社を設立した相手にも贈れます

胡蝶蘭が向く相手、向かない相手

胡蝶蘭がよく似合うのは、来客のある事務所や店舗を構えて会社設立を迎える相手です。応接室や受付に飾ってもらえれば、花は来客の目に触れ続け、お祝いの気持ちも長く伝わります。反対に、在宅で仕事をする一人会社や、事務所を持たずに事業を始める相手には、置き場所や手入れが負担になることもあります。そうした相手には、小ぶりなミディの胡蝶蘭や、花以外の贈り物を考えたほうが喜ばれるかもしれません。

見た目の格式が高く、来客の目にも留まりやすいことから、会社としての付き合いを大切にしたい相手に向く花です。一方で、場所をとる、手入れが必要といった面もあり、どんな相手にも最適とは限りません。このあと、贈る前に決める項目を順に見ていきます。

会社設立のお祝いで胡蝶蘭が選ばれやすいのには、贈る側の事情もあります。花店の多くが法人向けのお祝い花として胡蝶蘭を扱っていて、立札の作成から配送までをまとめて頼めるため、遠方の取引先にも手配しやすいのです。品物選びに時間をかけられない担当者にとって、「格式があって失敗の少ない花」という安心感も大きいのでしょう。ただ、その分ほかの贈り主と同じ品が並ぶことも多く、差をつけたいなら色や大きさ、添えるカードの言葉で工夫する余地があります。

花言葉や縁起の考え方は、贈る側の気持ちを表すための慣習です。受け取る側が必ずしも意識しているわけではないので、「花言葉に合わないから失礼」と気にしすぎる必要はありません。

胡蝶蘭の本数と相場:3本立ちと5本立ちをどう選ぶか

お祝いは割れない数の奇数で

胡蝶蘭の「3本立ち」「5本立ち」は、1つの鉢に花茎が何本立っているかを表します。お祝いごとでは「割れない数」として奇数にそろえるのが一般的な考え方で、スタンダードなのが3本立ち、より華やかにしたいときに5本立ちが選ばれます。

本数ごとの目安(一般的な考え方)
図:本数ごとの目安(一般的な考え方)

2本立ちは偶数ですが、小ぶりの胡蝶蘭では一般的に流通していて、個人で贈る場合などに選ばれることもあります。「偶数は絶対に避けるもの」と決めつけず、相手との関係と置き場所で判断するのが現実的です。

会社として贈る場合は、社内でこれまでどの本数を選んできたかという前例が参考になります。同じ取引先に対して、会社設立のお祝いでは3本立ち、周年記念では5本立ち、のように場面ごとに決めている会社もあります。個人として贈るなら、相手が気を遣わない大きさにとどめるのも大人のマナーです。立派すぎる花は、お返しの心配をさせてしまうこともあるからです。

本数と同じくらい価格に影響するのが輪数(花の数)です。同じ3本立ちでも、輪数が多いほど見栄えがよく、値段も上がります。開店や会社設立のお祝いでは複数の胡蝶蘭が並ぶことが多いため、予算を抑えすぎるとほかの花と比べて見劣りする、という指摘もあります。金額の目安は相場の章もあわせて参考にしてください。

胡蝶蘭の色とラッピング:白が基本、ピンクや黄色は相手と場所で選ぶ

白の大輪が基本。ピンクも人気

お祝い用の胡蝶蘭でもっとも選ばれているのは、大輪の白です。清潔感があり、どんな内装の事務所にもなじむうえ、格式のある場面にも合います。迷ったら白、と覚えておけば大きく外すことはありません。

胡蝶蘭の色の選び方
図:胡蝶蘭の色の選び方

白い胡蝶蘭が基本とされるのは、色そのものの意味というより、どんな相手にも合わせやすいからです。会社設立のお祝いでは、相手の好みを詳しく知らないまま贈ることも多いので、個性の強い色より無難な白が選ばれやすい、という事情があります。逆に、親しい相手で好きな色がわかっているなら、その色を選ぶことが何よりの心遣いになります。

ピンクの胡蝶蘭は、白より華やかでやわらかな印象になります。美容室やサロン、雑貨店など、空間の雰囲気が明るいお店や、女性の経営者への贈り物として選ばれることもあります。ただし、色の好みは人それぞれです。相手の会社のロゴやコーポレートカラーがわかっていれば、それに近い色を選ぶのも一つの気遣いになります。

鉢やラッピングの色も、意外と印象を左右します。白い胡蝶蘭に、ピンクや若草色のリボンを合わせると、やわらかく親しみのある雰囲気になります。落ち着いた色の鉢カバーなら、格式を保ちながら事務所の内装にもなじみます。注文のときに「会社設立のお祝いで、事務所に飾る花です」と用途を伝えておくと、花店がふさわしい組み合わせを提案してくれることが多いでしょう。

避けたいとされるのは、真紅の花や赤一色の花です。開業や会社設立のお祝いでは、赤が「赤字」を、さらには「火事」を連想させるとして敬遠されることがあるためです。白い花びらの中心だけが赤い「紅白」の品種は、赤一色とは印象が異なり、紅白の配色としてお祝いの花に使われています。赤い花を選ぶときは、相手の業種や好みもあわせて考えます。

胡蝶蘭は大輪かミディか:事務所の広さから逆算する

置き場所の広さから大きさを決める

胡蝶蘭には、花が大きく背丈もある「大輪」と、ひとまわり小さい「ミディ(ミニ)」があります。お祝い用としては大輪が主流ですが、贈る相手の事務所の広さによっては、ミディのほうが喜ばれる場面も少なくありません。

大輪
高さがあり存在感が大きい。受付やエントランスの広い事務所、店舗向き
ミディ
卓上にも置ける。小さな事務所、シェアオフィス、自宅兼事務所向き

会社設立したばかりの会社は、小さな事務所やシェアオフィス、レンタルオフィスで事業を始めることも多いものです。大輪の5本立ちは、鉢を含めると高さが人の腰から胸ほどになることもあり、置き場所に困らせてしまうかもしれません。相手のオフィスの様子がわからないときは、共通の知人に聞いたり、事務所の写真を見せてもらったりして確かめておくと安心です。

置き場所に迷う相手には、胡蝶蘭そのものにこだわらず、ほかの選択肢と比べてみるのも一つの方法です。長く置いてもらえる観葉植物や、職場で分けられるお菓子など、会社設立のお祝いに向く品はほかにもあります。品物ごとの考え方は観葉植物の章やプレゼントの選び方の章で扱っています。

シェアオフィスや共同の受付がある建物では、大きな鉢花の受け取りや設置を断っている場合もあります。贈る前に、配送先の住所が受け取り可能かどうかも確かめておきましょう。

胡蝶蘭の立札は「花上」か「花下」か、書く内容とあわせて決める

立札は誰からの花かを伝える札

会社設立のお祝いに胡蝶蘭を贈るとき、のし紙の代わりに付けるのが立札です。開業時には多くの花が届くため、立札がないと誰から贈られたのかわからなくなってしまいます。来客の目にも触れるので、贈り主の名前を知ってもらうという意味もあります。

立札の位置には、花の上に立てる「花上」と、鉢の部分に立てる「花下」があります。花上は確実に見えるので贈り主の名前をはっきり伝えたいとき、花下は個人どうしの贈り物など主張を控えめにしたいときに向いています。ただし、3〜5本立ち以上の胡蝶蘭で花下にすると、立札の一部が花で隠れることがある点には注意が必要です。

立札を決める手順
図:立札を決める手順

宛名を立札に入れるかどうかは、贈る相手や地域の慣習によって分かれます。お店の入り口に並べる開店祝いの花では、贈り主の名前だけを大きく書くことも多く、事務所の中に飾る会社設立のお祝いでは、宛名を添えて丁寧な印象にすることもあります。どちらが正しいということはないので、迷ったら花店の見本を見せてもらいましょう。

書く内容は「祝 御設立」などの頭書き、贈り先の名前、贈り主の名前の3つが基本です。贈り主の会社名や役職は略さず正式名称で書くのがマナーです。書き方の見本は立札の章で詳しく紹介しています。

胡蝶蘭の配送先・受取窓口・搬入経路は、注文の前に確かめる

受け取る人と運ぶ道を確かめる

会社設立の知らせをくれた人と、実際に胡蝶蘭を受け取る人が同じとは限りません。プレミアガーデンの解説でも、贈答品の受取可否と受取日時を確かめ、相手の受入方針を優先することが案内されています。まず花を受け取ってもらえるか、相談できる窓口はどなたかを聞き、その人へ情報をまとめます。

取引先に受け取りを相談する例
このたびのご設立、誠におめでとうございます。お祝いに胡蝶蘭をお届けしたいと考えておりますが、お受け取りは可能でしょうか。差し支えなければ、お届け先とご都合のよい日時をご相談できるご担当者様をお教えください。

案内状の住所をそのまま配送先に写さず、花を受け取れる場所かを先方に確かめます。配送先と立札の宛名も別物です。送り状には建物名・階・受付の名前が要りますが、立札に載せるのはお祝いする会社と贈り主の名前です。山田平安堂の解説は、社名の「株式会社」の位置まで照合するよう案内しています。

注文情報は用途で分ける
図:注文情報は用途で分ける

置く場所が決まっていても、そこまで運べるかは別の話です。入口や階段、エレベーターを通れるかを花店に伝え、配送員がどこまで運ぶのかも確認します。写真だけで「入りそう」と判断せず、候補の高さと横幅を数字で示すと、先方も答えやすくなります。

条件が合わなければ、先方に家具を動かしてもらうより、ミディにする、別の贈り物にするなどこちらで調整します。大きさを控えることは失礼ではありません。会社設立のお祝いの胡蝶蘭が、仕事の邪魔にならない形で届くことを優先しましょう。

胡蝶蘭を届ける日は開業日の前日まで。先方の予定と花店の対応を突き合わせる

届けるのは開業日の前日までが安心

胡蝶蘭のように場所をとる花は、開業当日に届くと、来客の対応や準備で忙しい相手の手をわずらわせてしまいます。一般的には開業日の前日から1週間ほど前に届くよう手配するのが目安とされています。

胡蝶蘭を届けるまでの段取り(例)
図:胡蝶蘭を届けるまでの段取り(例)

持参して手渡ししたい場合は、相手の都合を事前に聞いてから訪ねます。大輪の胡蝶蘭は重さもあり、車がないと運ぶのが大変です。鉢を倒して花茎を折ってしまう心配もあるので、近い距離でも花店の配送を使うほうが安全なことが多いでしょう。手渡しにこだわるなら、小ぶりなミディを選ぶのも一つの方法です。

人気の時期や大型の連休前は、花店の配送枠が早く埋まることがあります。先方が受け取れる候補日を聞き、花店が対応できる日と照らし合わせてから確定します。花店が時刻を約束していない段階で、取引先に「この時刻に届きます」と伝えるのは控えましょう。式典会場へ届けるなら、受け取り時間と搬入口を主催者に確かめます。

配送を頼むときは、届け先の正式な会社名、担当者の名前、電話番号を正確に伝えます。開業前の事務所は表札や看板がまだ出ていないこともあり、配送の担当者が迷ったり、隣の会社に届けてしまったりする行き違いも起こりえます。ビル名や階数、受付の有無まで書いておくと安心です。

会社設立の知らせを受けたのが開業後だった場合も、気にせず贈って構いません。その際は、立札やカードに「遅ればせながら」とひとこと添えると丁寧です。届ける日は、先方の受け取りの都合を確かめてから決めます。

受け取ったオフィスでの胡蝶蘭の手入れまで考えて贈る

手入れの負担まで想像して贈る

胡蝶蘭は比較的手のかからない花ですが、それでも水やりや置き場所には少し気を配る必要があります。土が乾いて湿り気がなくなってから水をあげること、エアコンの風が直接当たる場所を避けることなどが、よく紹介される手入れのポイントです。

贈る前のチェック
図:贈る前のチェック

花店によっては、育て方の説明書きを添えてくれるところもあります。注文のときに確かめておくと、受け取った側が戸惑わずにすみます。メッセージカードを添えるなら、お祝いの言葉と、これからの発展を願うひとことがあれば十分です。言葉の選び方はメッセージの章を参考にしてください。

もう一つの気遣いは、花が終わったあとのことです。胡蝶蘭は花が終わると、鉢の処分に困る人もいます。相手の負担が気になるなら、鉢ごと引き取りや植え替えの相談に乗ってくれる花店を選ぶ、といった方法もあります。贈った花が、相手にとって最後まで気持ちのよいものになるよう、少しだけ先のことまで想像しておきましょう。

なお、取引先へ会社として花を贈る費用は、税務上の扱いが気になることもあるでしょう。経理上の処理は会社の規程や顧問の税理士に確認してください。このサイトでは税務の判断には立ち入りません。

まとめ:会社設立のお祝いの胡蝶蘭は「相手の事務所」を思い浮かべて選ぶ

相手の事務所を思い浮かべて選ぶ

会社設立のお祝いに贈る胡蝶蘭は、花言葉や花持ちのよさから、門出を祝う花としてよく選ばれています。選ぶときの要点を振り返っておきます。

  • 本数:お祝いは奇数が一般的。標準は3本立ち、華やかにするなら5本立ち
  • 色:迷ったら大輪の白。ピンクや黄色は相手と空間に合わせて。真紅や赤一色は避けるのが無難
  • 大きさ:大輪かミディかは、事務所の広さから逆算する
  • 立札:花上か花下か、頭書き・宛名・贈り主名とあわせて決める
  • 配送:受取窓口・配送先・搬入経路を注文の前に確認
  • 届ける日:開業日の前日から1週間ほど前が目安。受け取り可否も確認

会社設立のお祝いは、一度きりの節目です。胡蝶蘭はその節目を目に見える形で彩ってくれる花ですが、主役はあくまで新しい会社と、それを始めた人です。花の立派さを競うより、相手が受け取って困らないこと、飾ったときにうれしくなることを大切にしてください。

ここで紹介した本数や色の考え方は、2026年10月11日時点で、贈答品を扱う百貨店や花の専門店、マナー解説などを突き合わせた一般的な目安です。地域や業界の慣習、相手の会社の方針によって違いがありますので、迷ったときは注文する花店に相談するのがいちばん確実です。三越伊勢丹グループの解説でも、贈り物の作法は地域や慣習によって異なる場合があると添えられています。

どの胡蝶蘭にするか迷っている時間は、相手の新しい事務所や、これから始まる仕事のことを思い浮かべている時間でもあります。その想像こそが、いちばんのマナーなのかもしれません。

本数や色に正解はひとつではありません。この記事を手がかりに、相手の顔を思い浮かべながら選んでみてください。届いた花が、新しい会社の最初の景色を明るくしてくれますように。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順は優劣や推奨の順位を示すものではありません。いずれも「会社設立」「お祝い」「マナー」とこのページの話題で検索して見つかった、実在するページです(2026年10月確認)。各サイトの内容は各運営者の責任で掲載されています。

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